ところが、舌を制しうる人は、ひとりもいない。それは、制しにくい悪であって、死の毒に満ちている。
彼らののどは、開いた墓であり、 彼らは、その舌で人を欺き、 彼らのくちびるには、まむしの毒があり、
彼らはへびのようにおのが舌を鋭くし、 そのくちびるの下にはまむしの毒があります。〔セラ
舌は火である。不義の世界である。舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。
その口は牛酪よりもなめらかだが、 その心には戦いがある。 その言葉は油よりもやわらかだが、 それは抜いたつるぎである。
わたしは人の子らをむさぼり食らうししの中に 横たわっています。 彼らの歯はほこ、また矢、彼らの舌は鋭いつるぎです。
見よ、彼らはその口をもってほえ叫び、 そのくちびるをもってうなり、 「だれが聞くものか」と言う。
彼らはへびの毒のような毒をもち、 魔法使または巧みに呪文を唱える者の声を聞かない 耳をふさぐ耳しいのまむしのようである。
へびがもし呪文をかけられる前に、かみつけば、 へび使は益がない。
そのぶどう酒はへびの毒のよう、 まむしの恐ろしい毒のようである。
この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使たちも、もろともに投げ落された。
曲った心の者はさいわいを得ない、 みだりに舌をもって語る者は災に陥る。
あらゆる種類の獣、鳥、這うもの、海の生物は、すべて人類に制せられるし、また制せられてきた。